2012/10/15
HDDのクローンコピー
データのバックアップ方法はいろいろありますが、OSとインストールソフトを丸々コピーして
使用環境をそのままバックアップできるクローンHDDを作成する方法について書きます。
あるお客様から、500GBの内臓HDDを2TBのHDDにクローンコピーを作成するご依頼を
頂きました。
最近ではHDDのクローンを作るのも簡単になってきました。デュプリケーターという機器を
使い、PC接続しなくともクローンコピーできます。
しかし、既存の500GBのHDDと2TBのHDDではセクタサイズが違い、デュプリケーターでは
コピーできないんです。なのでPCにUSB接続してクローン作成用のソフトで試しましたが、
それもNGです。セクタサイズの違うHDD同士でのコピーは基本的には出来ない事を恥ずか
しながら知りませんでした。
まぁでもマザーボード上では認識できる事は分かってますので、外部接続での対処を模索して
みました。が、駄目でした・・・。
USBでの接続ではAFT方式のHDDを認識していても、セクタサイズの微妙な違いをフォロー
できないようです。そこでセクタサイズを自動調整してくれるソフトを利用してみました。
結果はできるHDDとできないHDDがありました。
できなかったのは、世界一シェアのあるトラブルの多いHDDで有名な某メーカー製で、お客様
からお預かりしたHDDです。各メーカー同じような規格ですが、やはり違うようですね・・・。
これ以上手段を持ち合わせていないので、マザーボード直結搭載でソフトを使用してクローンを
作成しました。(時間と作業手間はかかりますが、今のところ確実な方法です。)
HDDも大容量化しましたが、プラッタの物理容量は変わってないのでセクタサイズの変更しか
ないんですね。いままで確立してきた対処法も機器の変化に伴い対応しなければなりません。
勉強の日々はずっと続いていくんでしょうかねぇ・・・。