Apple PowerMacintosh 7600/120
1996年から販売され、当時最速のCPUだったPowerPC 604を搭載したコンシューマモデル
このCPUは前シリーズでの上位グレードモデルに搭載されていて、主に高速処理の必要だった
映像スタジオなどのプロ向けに販売されており、非常に高額だったのです。
その高速(当時)なCPUを一般ユーザー向けのモデルに搭載して販売されたのがこの機種です。
高速といっても132MHzですけど。
一番下の画像は、拡張用のG3 CPUカードです。当時のCPU処理能力の進化が目まぐるしくて
次々に拡張の幅が広がった時代でした。しかしまだ値段が高額で、CPUやメモリなどを拡張
していくと自動車が購入できるほどの値段になります。
当時のアップルは経営悪化で会社を売却する方向でしたが、売却交渉がことごとく頓挫して
買収してももらえないという最悪の経営状態だったそうです。
Mac OSのバグも多く、開発も進まず、手づまり状態だったアップルに「あのカリスマ」が復帰
する一年前ですね。