2014/06/15

インテル スマート・レスポンス・テクノロジー又はインテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー



ようするにHDDとSSDのハイブリッド構成で、通信速度の速いSSDにキャッシュ処理をさせて

HDDの利点である大容量とSSDの利点である読み込み速度を両立する為の技術です。

AppleのiMac等でも似た技術が搭載されていますね。


しかしこれは結構面倒な内容の仕組みで、2つのストレージをRAID構成して使用するので、

いざトラブルを起こすと復帰できなくなるリスクも大きく、今となっては素直に大容量SSDを搭載

した方がメリットは大きいでしょう。


コストを抑える為のPC販売メーカー向けの技術のように感じます。(そうでしょうけど)


デスクトップでのハイブリッド構成ではSATAのSSDにシステムを丸ごと入れてしまい、

データ保存用に大容量HDDを搭載する構成が一般的だと思いますが、ノートパソコンの

ように内部スペースが限られていると、容量の限られたPCIeSSDでのハイブリッドとなって

いるのでしょう。


この話を持ち出した訳は、リカバリディスクを作成されて無い方が多くて、いざストレージに

トラブルが起きて交換セットアップが必要になった時に、簡単にはRAID復帰できない場合が

多いので、リカバリディスクの購入が必要になるか、RAIDを解除してSATAモードで普通に

インストールして使用するかの選択になりがちなのです。


ハイブリッド構成は良いのですが、ハイブリッドRAIDを端末に導入するのはリスクの方が大きい

気がします。そして面倒であります・・・。


*この記事上での表現として「RAID」と表現しておりますが、

  正確には「RAIDを利用した技術」ですね。