パソコンを延長コードなどの多数口の電源タップで使用されている方は多いと思います。
厳密には壁のコンセントに直接挿すのが基本です。
しかしなかなかそうはいかないものですよね。私も含めて多くの人が蛸足状態で使用していると
思われます。
そこで気を付ける事が二つございます。
一つは電源タップの「質」です。最近は１００円ショップやディスカウントショップ等で格安のタップ
を購入できますが、もちろん質が全然違います。一部？の輸入品には非常に弱い製品が多く
あります。消費電力の小さな物に理解されて使用するのは良いのですが、普通に家電用途に
常用されているのを見る事がありますが、非常に危険と思います。
製品には「最大消費電力1500W」など書いてありますが、そういった格安製品はもちません。
特に精密通信機器であるパソコンは電力供給の質に左右されたりもしますので、トラブルの
原因が電源タップにある事も起こります。酷い場合はパソコンを致命的に壊す事もあります。
パソコンに使用する電源タップは「OA機器用」などと記載があるような信頼度の高い製品の
ご使用を強くお勧め致します。２，０００円～３，０００円程度で販売されています。
あと一つは蛸足使用です。タップには「最大消費電力」の記載があります。
一般的には1500Wが多いと思います。この上限を超えなければ良いわけではないのです。
根本的にパソコンを蛸足で使用する事自体が推奨されません。
パソコンを使用しているタップの空いている口に別の家電を挿して使用する場合は注意が必要
です。タップの許容電力の問題では無く、供給電力の安定度の問題があります。
消費電力の大きい家電品、特にドライヤーや暖房機器や湯沸かし器などの台所家電などです。
こういった機器は電源のオンオフで電圧の波「サージ」などを発生しやすいので、このサージが
パソコンに悪影響を及ぼします。小さな雷のような現象で致命的な故障が多いのです。
しかも最近の家電店で販売されるパソコンは非常に安価な製品が多いのですが、こういった
製品の多くがコストを抑える為にコンデンサやヒューズなどの内部部品の品質が悪いのです。
ですからこういった故障を起こしやすくなっています。そして寿命も短いです。
安いパソコンには安い理由がちゃんとありますよ！
今回の要点は、電源タップは信頼度の高い製品を使用し、蛸足する時は同じタップで使用する
機器の特徴を理解し、パソコンになるべく影響の無い機器のみを使用する事です。
意外にこの原因による故障は多く、重症度も高いです。原因となる家電はドライヤーと湯沸かし
ポットが多いですね。お気を付け下さい！！！
