先日、有名動画サイトであるDailymotionで動画を再生すると偽のMicrosoft Security Essentials
の警告ウィンドウが表示されてウィルスを除去するよう促され、逆にマルウェアが侵入してしまう
といった事象が報告されています。
コメントに従ってクリーンアップしようとボタンを押しますと、なぜか実行ファイルをダウンロードする
かを聞いてきます。これも承諾すれば実行ファイルのダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了すると実行ファイルを起動するかを問うダイアログが表示されます。
これを承認するとマルウェアが侵入してしまいます。
このように有名なサイトであっても安全だという保障はありません。利用には個々に注意が必要で
ある事が解ります。ですからインターネットを利用される方全員が多少の自己管理が必要です。
たとえば今回の記事でいうと、ウィルス対策ソフトがウィルスを検出した際にウィルスを削除する
動作で何かをダウンロードする時点でおかしい事に気が付きますのでキャンセルします。
次にダウンロードされたファイルが実行ファイルである事に疑問を感じますので実行はしません。
マルウェア等は実行ファイルである事が多いです。メールに添付されたウィルスも実行ファイル
が多いのです。拡張子を確認する癖をつけたりすれば、安易に実行してしまうのを防げます。
初心者の方には難解かもしれませんが、ネット上の世界も現実と同じようなものです。
実社会で内容を聞かずに承諾しないのと同じで、ネット上でも確認しましょう。
よく読めば防げる事ですので、確認してからクリックしましょう。
現実にマルウェアやアドウェアなどに侵入される方のほとんどがダイアログなどのコメントを
よく読まずに次々と「OK」をクリックしてしまうようです。
ネットも実社会のインフラのようになりましたので、パソコンの使用にもお気を付けてください！
