2014/01/18
クラウドストレージ Dropboxダウンの件
2014年1月11日にDropboxのサービスが世界中でダウンして、アクセスできなくなりました。
完全復旧に2日間かかり、データの損失は無かったとの事でした。
この件に関しては「外部からのDOS攻撃などのハッキングを受けてダウンした」等の情報が
飛び交いましたが、公式では内部バグが原因によるトラブルでサーバーダウンしたとの事。
どちらにせよ、問題はやはりクラウドストレージサービスを利用する上でのリスクについて
考える必要があるのではないでしょうか。
もちろんこれは上手に利用されているユーザーさんも沢山いらっしゃいますので、リスクをよく
ご理解の上での利用は非常に有意義なサービスかと思います。
しかしサービスの構造・概要をよくご理解されていない方の参考になれば良いかなと考え、少し
触れてみたいと思います。
Dropboxに限らず、今や様々なクラウドストレージサービスが存在します。
これはwebコンテンツのようにネットのサーバー上に自分の保存領域を借りてデータを保存できる
サービスで、ネットに接続できる環境であればどの端末からでもアクセスができ、家のPCや会社
のPC、スマートフォンやタブレット、外出先からもアクセスして保存データの出し入れができます。
非常に便利なサービスです。
しかし、仕事などで使用する文書や画像データや、様々なアカウント・パスワード情報
などを保存されている方が意外に多く、非常に危険な香りがします。
今回のようにアクセスできなくなると、今すぐ必要なデータにアクセスできなくなりますし、
もしデータ損失されると二度とデータは返ってきません。
ですからバックアップを別保存しておいたり、重要なデータ保存に使用しないようにしたりと、
事故に備える事が大事です。
サービスは絶対では無いことがほとんどですので、サービスのリスクを考えて利用するべきと
思います。いろんな便利なサービスがどんどん出てきますが、データの扱いをあまり考えずに
利用してデータを失って困っている方を見る機会が多いので、注意が必要です。
クラウドストレージを便利に利用するのは非常に有意義ですが、保存目的で使用する事は
おススメできません。あとはセキュリティ管理とシステム管理の信頼度の高さでサービスを選択
しましょう。